大阪日日新聞コラム掲載

2021年10月25日の大阪日日新聞のコラムに、当桜井まちづくり株式会社社長で、「ゲストハウス和櫻」オーナーである岡本健のコラムが掲載されました。

文字起こししましたので、宜しければご一読ください。

2021年(令和3年)10月25日(月)掲載

日本旅のペンクラブ
関西部便り▷251◀︎

ふるさと桜井のまちづくり

 

岡本 健

JR・近鉄の桜井駅から徒歩5分、歴史的な町並みが残る旧市街地エリアで、昨年7月に『ゲストハウス和櫻』をオープンした。

この場所は江戸時代の桜井村、魚市場の発祥の地。今の築地の前身「東京日本橋の魚河岸」を開設するにあたり、大きな貢献をしたのが桜井出身の魚商「大和屋助五郎」との記録もある。その後、伊勢・伊賀・大和三国を結ぶ領内の道路整備が行われ、藩の高札を掲げられたので「札ノ辻」 と呼ばれ、旅籠や問屋が多く並び、人馬継ぎ立ての要地であった。 

200年前にさかのぼるその頃、この町屋(現ゲストハ ウス和櫻)が建てられた。 旅籠様式で床の間が三つ並ぶ2 階屋を現代風にリノベーション。 太い梁や竹と縄で編まれた土壁を残し、和室2室とカプセル風のベッドルーム4室を備え、オリンピックに向けて若者や外人向けにしつらえた。 過去を体感し、未来を感ずる場と捉え、ここを時空の交差点と呼んでいる。

昨年からのコロナ禍の猛威で客足はこれからだが、最近では吉野・大宇陀や天川村・十津川への足がかりとして古民家を楽しみながら、宿泊する若者グループが増えてきた。女性客には長谷寺の早朝勤行体験が人気だ。 おかげさまで顧客満足度5のトップ評価を連続して頂いている。アフターコロナの新たな旅のお膳立てとして、この場所・この街を創っていきたい。

(桜井まちづくり(株)社長)

おかげさまでゲストハウス和櫻は、Airbnbでスーパーホストとして高い評価をいただいております。

大和奈良へお越しの際は、ぜひ歴史を体験できる当宿をご利用ください。

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